『「上司」という仕事のつとめ方』──人を育てることに疲れたら、この清涼剤を

著者の松山淳氏は、カウンセラーとコンサルタントというふたつの顔を持っている。いやむしろ、ふたつの素質が融合してひとつの仕事を成していると言うほうが正しいのかもしれない。

コンサルタントの著した「上司本」と聞けば、堅苦しい言葉が「〜すべし」「〜せよ」といった口調で並んでいると思うかもしれない。しかしこの本にはそういった「must」や「have to」は出て来ない。目次をちょっと見てみよう。

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