「ギークラボ長野 キックオフミーティング」参加記

2 月 21 日(金)、長野市南県町(長野県庁の少し南)に、テクノロジーコミュニティースペース「ギークラボ長野」が運営を開始しました。詳しくはプレスリリースをご覧ください。

同日の夕方 18:30 からキックオフミーティングがあると聞き、参加してきました。以下、簡単に報告をまとめます。


当日の様子

会場には 40 人ほどが集まりました。定刻の 18:30 に中澤さんのご挨拶で開会が宣言され、ソフトドリンクで乾杯!

乾杯!

立食形式で歓談しながら、時々ライトニングトーク(LT)が入ります。

最初の LT は、ギークラボ長野運営会社の一社であるキャスタリア株式会社の北村さんによる「ソーシャル化するギーク」。北村さんは「ギークハウス新宿」や「ギークハウス秋葉原」などの管理人でもあります。ギークハウスは全国に 20 ヶ所ほどあり、「ギークカフェ」も東京と三重に、また最近では「Fablab (ファブラボ)」や「Fabcafe (ファブカフェ)」と呼ばれる、ハード系技術者の集まる施設も増えています。そこへ新たに「ギークラボ」が加わりました。「ギークハウス長野」を作りたいという声も出ているとのことで、いい物件をお持ちの方はご連絡くださいとのことです。

ほかの LT では、東京と長野、上田、仙台、石巻、北海道を繋いだ開発事例が紹介されました。『強いチームはオフィスを捨てる』という書籍を引き合いに出し、「オフィスを捨てるところまではいかないが、どこにいても仕事はできる」と断言し、長野でも新しい流れを生み出してほしいという言葉に会場の温度が上がりました。

予定されていた LT のほか、来場者に突然のスピーチが振られる場面がいくつかありました。その中のお一人が長野工業高校(長野市安茂里地区)の情報技術科の先生で、「生徒に例えば『AR をやってみたい』と相談されても、教員が分からないので対応できない」「本校でもようやくタブレット端末をやっと『試験的に』10 台購入した。数が少なすぎて生徒がじゅうぶんに触れない」「このような場所で私たちが教えていただく機会を作っていただけることがありがたい」といったお話をされていました。

私もお時間を数分いただき、長野ソフトウェア技術者グループ(NSEG)の紹介をさせていただきました。

会場のホワイトボード

高校生をはじめ、未成年の参加者がいたこともあり、20:30 頃に中締め(いったん締めてあとは自由解散にするという長野県の伝統)となりました。


ギークラボ長野について

ギークラボ長野の場所は学校法人信学会や株式会社日本システム技研(ともにギークラボ長野の共同運営会社)の入っている県都ビルの 6 階の一室で、机を利用する前提だと 20 名強、椅子だけなら 50〜60 人ほど入れます。

利用時間は、平日の 9 時から 18 時までなら確実とのことでした。というのも、この県都ビルは管理人のいるビルなので、24 時間フリーで出入りできるわけではないという事情があります。ただ、日本システム技研の方は 21 時くらいまでなら誰かしらいるので、そのくらいまでなら大丈夫とのことです。それ以降の時間や土休日については要相談だそうですが、事前に申し込めばなるべく対応すると言っていただけました。

会場には電源や Wi-Fi、プロジェクターの設備があり、勉強会やカンファレンスなどの開催には心強いと感じました。

初日となる 21 日の利用について聞いてみたところ、日本システム技研の社員の方が開発で自由に使っていらしたそうです。「ふらっと来て作業をして帰るという使い方なら、アポなしでいつでも気軽にどうぞ」とのことです。勉強会などで貸切にする場合は、事前の連絡をしましょう。

なお、公式サイトから会員登録フォームへのリンクがあります。会員登録すると、登録したメールアドレスにギークラボ長野主催のイベントやギークラボ長野からのお知らせが届くそうです。ぜひ会員登録しましょう。


所感と余談

前述の長野工業高校(長工)の先生と少しお話をしました。「NSEG 勉強会の第 1 回と第 2 回には長工の女子生徒さんが参加してくれたんですよ」と言うと、「ああ、A さんと B さんですね」。4 年前に教えていらしたそうで、まさかのつながりにびっくりしました。

NSEG と長工とのコラボ企画もやってみたいと思っていることをお伝えし、長工生を対象にした回を長工の教室をお借りして開催するのもいいですね、というお話をしました。私が長工のすぐ近くに住んでいる*1こともあり、近いうちにご挨拶に伺わせてくださいとお伝えしました。

「長野、始まったな」と言わせる何かを起こしたいところですね。


参考リンク

*1:長工は私の自宅と同じ差出南区にあります。区の役員を 2 年やっていたので、「区の夏祭りのみこし巡業には長工の生徒会の皆さんにいつもお世話になって……」といったローカルトークも。